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12月といえば、まさに忘年会シーズンです。
一年の締めくくりとして、社内で開催する企業も多いことでしょう。
そんな場で乾杯の挨拶を任されると、社長や役員、そして多くの社員を前に緊張してしまいますよね。
この記事では、忘年会での乾杯挨拶のポイントや、参考となる例文についてまとめてみました。
忘年会の乾杯の挨拶では何を言えばよい?
乾杯の挨拶は、忘年会の開催を告げる大切な役目です。
そのため、失礼のない内容にしようと考えるほど、何を話せばよいか迷ってしまいますよね。
そもそも忘年会の開催目的は、一年間の労をねぎらい、社員同士の親睦を深めることにあります。
そう考えると、挨拶の中心となるのは、
一年間の働きを労う ⇒ 乾杯!
という自然な流れになります。
つまり、まずは参加者の一年間をねぎらう言葉をしっかり伝えることが、何より重要なのです。
忘年会の乾杯の挨拶のポイントは1つ!!
忘年会で乾杯の挨拶を行う際には、話し始める前に押さえておきたいポイントがあります。
乾杯の挨拶のポイントについて
乾杯の挨拶を行う際に押さえておきたいポイントは、以下となります。
長すぎないこと
です。
挨拶が長くなりすぎると要点が伝わりづらく、参加者を待たせてしまうため好まれません。飲み物や料理を前に“おあずけ状態”では、誰もが早く始めたいと思うものです。
そのため、話す内容は事前に整理し、できるだけ簡潔にまとめて伝えることを意識しましょう。
乾杯の挨拶の構成について
では、「一年間の労をねぎらう言葉」を乾杯の挨拶のどこに盛り込むべきか、また他にどのような内容を添えるとよいのか、挨拶全体の構成を確認してみましょう。
| 乾杯の挨拶の構成 |
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最初の言葉…… 一年間の労いの言葉…… 新年に向けた言葉…… 乾杯の発声…… |
基本的な構成は、この4つの流れになります。
最初のあいさつでは、所属部署や氏名を簡潔に伝えてから話し始めると、よりスマートな印象になります。
挨拶の長さは、一年間の労いの言葉にどれだけ触れるかで大きく変わります。
振り返ると様々な出来事がありますが、要点を絞らないと挨拶が長くなりがちですので注意しましょう。
そして乾杯の発声は、場の空気を明るくするためにも、元気よく行うのがポイントです。
忘年会の乾杯の挨拶の例文3選!!
それでは、先ほどのポイントを踏まえた忘年会の乾杯挨拶の例文をご紹介します。
シンプルな忘年会の乾杯の挨拶例文
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皆さま、営業部の○○でございます。 本日はお忙しい中、忘年会にご参加いただきありがとうございます。 この一年間、さまざまな出来事がありましたが、皆さま本当にお疲れさまでした。 来年がより一層実り多い一年となることを願い、ここで乾杯させていただきたいと思います。 それでは、グラスをお手にお取りください。よろしいでしょうか。 では──乾杯! |
少しかしこまった忘年会の乾杯の挨拶の例文(1)
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僭越ではございますが、乾杯のご挨拶を務めさせていただきます。 ご指名をいただきました、総務部の○○です。 今年は○○に始まり、○○や○○など、振り返れば本当に慌ただしい一年でした。 社員の皆さまにおかれましては、日々のご尽力に心より感謝申し上げます。 本日は、どうぞ飲んで食べて、一年の疲れをゆっくり癒していただければと思います。 それでは、グラスをお手にお取りください。ご準備はよろしいでしょうか。 ──乾杯! |
少しかしこまった忘年会の乾杯の挨拶の例文(2)
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○○課の○○でございます。 僭越ながら、ご指名を頂戴しましたので、乾杯の音頭を務めさせていただきます。 皆さま、今年一年、本当にお疲れさまでした。 本日は思いきり楽しんで一年の疲れを癒していただき、そして来年からも全社一丸となって目標達成に向けて力を尽くしてまいりましょう。 それでは、グラスのご用意はよろしいでしょうか。 ──乾杯! |
乾杯の挨拶で無理に笑いを取る必要はありません
乾杯の挨拶では「場を盛り上げるために笑いを取らなければならない」と感じる方もいるかもしれません。
もちろん、和やかな雰囲気づくりは大切ですが、無理に笑いを狙う必要はありません。
メリハリをつけるのであれば、挨拶はしっかりと締め、その後の余興で思いきり笑ってもらうほうが、全体としてもバランスの良い進行になります。
まとめ

忘年会の乾杯を任されると、何を話せばよいのか悩んでしまい、気が重くなるという方も少なくありません。
ですが、基本的な流れさえ押さえておけば、意外とスムーズにこなせるものです。
挨拶が終わってしまえば、あとは気兼ねなく飲んで忘年会を楽しむだけです。
これも一つの経験だと思って、前向きに取り組んでみてください。
