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機種変更によって不要になったスマホや、故障して使えなくなったスマホの扱いに悩んでいる方は多いのではないでしょうか。スマホには多くの個人情報が保存されているうえ、適切に処分しないと環境へ悪影響を及ぼす可能性もあります。まだ動作するスマホであれば買取に出すことができ、単に捨てるよりもお得に手放せます。
この記事では、スマホの具体的な処分方法、スマホ処分時の注意点について詳しく解説します。
1. 使わないスマホの捨て方5選

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使用できなくなったスマホの処分方法としては、一般的に次の5つの処分方法があります。
・家電専門店のスマホ処分サービスを利用する
・携帯電話ショップに持ち込む
・小型家電の回収ボックスに投函する
・自治体の不燃ごみとして捨てる
・不用品回収業者を利用する
1.1 家電専門店のスマホ処分サービスを利用する
大手の家電専門店では、スマホを対象とした処分サービスを実施しています。スマホの内部には金や銀などの貴重な資源が含まれており、これらを再利用するために回収が行われ、回収後はリサイクル工場で適切に処理されています。
家電専門店でスマホを処分する際の料金は店舗ごとに異なりますが、無料で利用できる場合が多いです。回収方法も店舗によって違いがあり、店頭へ持ち込む方法のほか、梱包して指定先へ発送する方法が用意されていることもありますので、事前の確認が大切です。
また、小型家電をまとめて回収するサービスを提供している店舗もあり、スマホ以外の家電も一括で処分したい場合に便利です。さらに、回収したスマホのデータ消去サービスに対応している店舗であれば、情報漏洩の不安を抑えられます。
●メリット
・安心して処分できる
・費用がかからない場合が多い
・持ち込みや発送など回収方法が選べる
・小型家電をまとめて処分できる
●デメリット
・店舗によってサービス内容が異なる
・買取より金銭的なメリットが少ない
・店舗まで行く手間がかかることがある
1.2 携帯電話ショップに持ち込む
ドコモ、au、ソフトバンク、楽天などの主要な携帯電話ショップでは、不要になったスマホを無料で回収するサービスを実施しています。これらの各キャリアは「モバイル・リサイクル・ネットワーク」というリサイクルシステムに参加しており、ブランドやメーカーを問わず、使用済みスマホの回収を受け付けています。
このリサイクルシステムに対応している店舗には、店頭にロゴマークが表示されていますので、利用する際は確認してみるとよいです。回収の手続きも難しくなく、利用者がスマホを初期化したうえで店頭スタッフに渡すだけで対応してもらえます。
さらに、携帯電話ショップでは多くの機種に対応しており、バッテリー膨張などの不具合があるスマホでも回収してもらえる点が特徴です。
●メリット
・無料で回収してもらえる場合が多い
・信頼性が高く安心できる
・手続きが簡単
・故障したスマホでも回収可能
●デメリット
・店舗へ行く手間がかかる
・買取のような金銭的メリットがない
・混雑することがある
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1.3 小型家電の回収ボックスに投函する
多くの自治体では、小型家電リサイクル法に基づいて、公共施設やスーパーマーケット、家電専門店などに小型家電用の回収ボックスを設置しています。これは、小型家電に含まれる鉄・金・銅・レアメタルといった有用金属を再利用し、環境保護の観点から適切に処理するためです。
例えば横浜市では、市庁舎や区役所、さらに一部のスーパーマーケットなどに回収ボックスが設けられています。回収ボックスが設置されている場所であれば、スマホを投函するだけで簡単に処分できます。
ただし、回収されたスマホはボックスの施錠などによって盗難防止対策が取られているものの、万が一に備えて事前に自分でデータ消去を行うことが大切です。また、一度投函したスマホは返却できないため、その点にも注意が必要です。
●メリット
・手軽に処分できる
・無料で利用できる場合が多い
・環境保護につながる
・手続きが不要
●デメリット
・データ消去を自分で行う必要がある
・一度投函すると返却できない
・設置場所や時間が限られる
1.4 自治体の不燃ごみとして捨てる
自治体によっては、スマホを不燃ごみとして回収している場合があります。不燃ごみとして出せる地域であれば、一般のごみと同じ感覚で、費用や大きな手間をかけずにスマホを処分できます。
ただし、スマホの回収ルールは自治体ごとに異なり、そもそもスマホを「ごみ」として収集していない自治体もあるため注意が必要です。特にスマホのバッテリーは発火や爆発の危険があるため、ごみとして出す際に取り外し、別途処分しなければならないケースもあります。
取り外したバッテリー用に専用の回収缶を設置している自治体もありますが、具体的な方法や細かな規定は自治体のホームページに掲載されていますので、事前に確認しておくことが大切です。
また、不燃ごみとして処分する場合は回収まで時間がかかることがあります。ほかの処分方法と比べて情報漏洩のリスクも高くなるため、必ず事前にデータ消去を行ってから捨てるようにしてください。
●メリット
・費用をかけずに処分できる
・特別な手続きが不要
・身近な方法で処分できる
●デメリット
・自治体によっては回収していない
・バッテリーの取り扱いに注意が必要
・情報漏洩のリスクがある
・回収まで時間がかかることがある
1.5 不用品回収業者を利用する
不用品回収業者に依頼してスマホを処分する方法は、自宅まで回収に来てもらえるため、手間をかけずに処分したい場合に便利です。これらの業者は幅広いジャンルの不用品を扱っているので、スマホ以外の品物もまとめて処分できます。
業者によってはデータ消去サービスを用意している場合もあり、スマホを引き渡すだけで処分が完了することもあります。ただし、不用品回収を行うには一般廃棄物処理業の認可が必要であり、無許可で営業している悪質な業者が存在する点には注意が必要です。
不安がある場合は、トラブル防止のためにも、事前に自分でデータ消去と初期化を済ませておくと安心です。
●メリット
・自宅まで回収に来てもらえる
・他の不用品もまとめて処分できる
・データ消去サービスを利用できる場合がある
●デメリット
・費用がかかることが多い
・悪質な無許可業者のリスクがある
・個人情報管理に不安が残ることがある
2. 故障してないスマホは買取サービスを利用する

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スマホが問題なく正常に動作している場合は、買取サービスを活用する方法がおすすめです。
2.1 買取りサービスのメリット
スマホ買取サービスを利用する主なメリットは、次の3つです。
・現金化できる
・手間がかからない
・データ消去サービスによる安心感
(1) 現金化できる
問題なく正常に動作するスマホであれば、古い機種でも中古市場で一定の需要があり、端末の状態次第では数千円から数万円で取引されることがあります。
とくに主要メーカーの人気機種は、高額買取に対応している業者が多い傾向があります。不要になったスマホを買取に出して現金化すれば、新しいスマホを購入する際の負担を軽減できます。
また、多少の傷や画面割れがあっても買い取ってくれる業者は少なくありません。少しでも有利な条件でスマホを手放したい場合は、買取サービスの利用を検討する価値があります。
(2) 手間がかからない
スマホの買取サービスは、使いやすさという点でも大きな魅力があります。多くの業者では店舗での買取に加えて、Webから申し込みできる宅配買取にも対応しています。
宅配買取はオンラインで手続きを完結できるため、忙しくて店舗へ行く時間が取れない方でも、気軽に利用しやすいサービスです。
(3) データ消去サービスによる安心感
スマホの中には、写真や動画、SNSのアカウント情報など、多くの個人情報が保存されています。そのため、何も対策をせずに処分すると、個人情報が流出する危険があります。
信頼できる買取業者を利用すれば、スマホのデータ消去を適切に実施してもらえるため、セキュリティ面でも安心して任せられます。
2.2 スマホの買取と下取りの違い
不要になったスマホは、下取りサービスを利用して手放す方法もあります。下取りを選べば、古いスマホを処分すると同時に、新しいスマホの購入代金を割引してもらえます。
ドコモやau、ソフトバンクなどが提供する下取りサービスは、基本的にスマホ本体のみを対象としており、付属品の有無が査定に影響しにくい点がメリットです。
一方で、下取り価格は一般的に買取価格より低めに設定される傾向があります。査定額は新しいスマホの購入費用に充当されるか、キャリアのポイントとして還元されるため、買取のように現金で受け取ることはできません。
さらに、下取りを利用するには新しいスマホの購入が条件となり、古いスマホだけを売却する目的では利用できない点にも注意が必要です。
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3. スマホ処分時の注意点について
不要になったスマホを処分する前に、確認しておきたい注意点や、あらかじめ済ませておくべき準備は次のとおりです。
・スマホのバックアップとデータ移行を行う
・各種アカウントからサインアウトする
・初期化してスマホ内のデータを消去する
・SIMカードやSDカードを取り出す
3.1 スマホのバックアップとデータ移行を行う
スマホを処分する前には、あらかじめデータをバックアップし、新しいスマホへデータ移行を済ませておくことが大切です。バックアップの方法は、iPhoneかAndroidスマホかによって方法が異なります。
iPhoneのデータを保存する場合は、オンラインストレージの「iCloud」や、PC用フリーソフトの「iTunes」を使う方法が一般的です。「iTunes」を利用するにはPCが必要ですが、iCloudであればWi-Fi環境があればスマホ単体でバックアップできます。自宅にPCがない方にはiCloudの利用が便利です。
さらに、iOS 12.4以降のiPhone同士で機種変更する場合は、「クイックスタート」機能を使うことで、バックアップを介さず直接データ移行ができます。iPhoneユーザーの方は活用してみるとよいです。
一方、Androidスマホのバックアップには、Googleのオンラインストレージ「Googleドライブ」がよく使われています。Googleドライブに保存しておけば、新しいスマホでGoogleアカウントにログインするだけでデータを復元できます。
このほかにも、契約している携帯電話会社がデータ移行用のアプリを提供している場合がありますので、自分に合った方法でバックアップとデータ移行を進めてください。
3.2 各種アカウントからサインアウトする
スマホのバックアップが完了したら、連携している各種アカウントからサインアウト(ログアウト)しておきましょう。
スマホを単に廃棄するだけであれば、アカウントのサインアウトは必ずしも必要ではありません。ただし、中古スマホとして買取に出す場合は注意が必要です。iPhoneのiCloudやAndroidスマホのGoogleアカウントからサインアウトしていないと、次の所有者が端末を正常に利用できなくなる可能性があります。
3.3 初期化してスマホ内のデータを消去する
スマホを処分する前には、必ず初期化を実行し、内部に保存されているデータを消去しておく必要があります。初期化を行うと、スマホ内のデータや設定情報が削除され、端末は工場出荷時の状態に戻ります。
スマホには多くの個人情報が含まれているため、初期化をせずに手放すと、第三者へ情報が漏洩する危険があります。ただし、自分で初期化するだけでは、特殊なツールを使えばデータを復元できる可能性が残る点にも注意が必要です。これは、管理領域だけがリセットされ、データ本体が残っている場合があるためです。
より確実にデータを消去したい場合は、専門業者に依頼する方法が最も安全です。
3.4 SIMカードやSDカードを取り出す
スマホを初期化したあとは、仕上げとして本体からSIMカードやSDカードを取り外しておきましょう。
SIMカードは、電話番号や契約情報などの個人情報が保存されているICカードです。本体にSIMカードを入れたままスマホを手放すと、情報漏洩につながる恐れがあるため、取り出し忘れには十分注意が必要です。
また、取り外したSIMカードを新しいスマホで使用しない場合は、適切な方法で処分することが大切です。
まとめ

スマホの具体的な処分方法、スマホ処分時の注意点について解説いたしました。
携帯キャリアショップへの持ち込みや自治体の回収ボックスの利用など、スマホを安全に処分する方法はいくつかあります。いずれの方法を選ぶ場合でも、手放す前にはデータのバックアップ、初期化、SIMカードの抜き取りといった準備を必ず行う必要があります。
不適切な処分は、情報漏洩やバッテリーの発火などのリスクにつながるため注意が必要です。一方で、まだ使用できるスマホを単に処分してしまうのは、非常にもったいない選択といえます。
信頼できる専門業者に買い取ってもらえば、臨時収入を得られるだけでなく、個人情報を世界水準のセキュリティで確実に消去してもらえます。これは、自分で初期化するだけの場合や、処分のみを目的とした回収サービスにはない、買取サービス特有の大きなメリットです。