国民年金と厚生年金の違い!保険料、年金受給額、メリット、デメリットを徹底解説!!

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写真はイメージです

国民年金厚生年金は、日本の公的年金制度を支えるそれぞれ異なる仕組みです。
両者の大きな違いは、加入する人の対象範囲保険料の額や納め方、そして将来受け取ることができる年金額にあります。

この記事では、国民年金と厚生年金の違い、それぞれのメリットとデメリットについて詳しく解説致します。

 

国民年金と厚生年金について

原則として、65歳以降に受け取る老齢年金には「老齢基礎年金」「老齢厚生年金」という2つの種類があります。

老齢基礎年金は制度の「1階部分」にあたり、国民年金や厚生年金に加入していた人が対象となります。一方、老齢厚生年金「2階部分」と位置づけられ、厚生年金へ加入していた人が受給できる仕組みになっています。

国民年金とは

国民年金と厚生年金の違い

国民年金と厚生年金には、以下の違いがあります。

・加入する人(被保険者)の違い
・保険料額の違い
・保険料を負担する人の違い
・最低被保険者期間の違い
・年金受給額の違い
・障害年金の受給要件の違い
・遺族年金の受給対象者の違い
・扶養の有無の違い

 

加入する人(被保険者)の違い

国民年金の加入者

国民年金の加入対象は、日本に住む20歳以上60歳未満のすべての人です。老齢基礎年金を国民全体で支えるという制度の趣旨から、職業の有無や働き方を問わず加入が義務づけられています。

厚生年金の加入者

一方、厚生年金に加入できるのは会社員や公務員といった給与所得者に限られます。自営業者や専業主婦(主夫)などは、厚生年金の対象外となるため、国民年金のみの加入となります。

また、厚生年金に加入している人は、国民年金には「第2号被保険者」として自動的に含まれます。国民年金だけに加入する人のうち、自営業者などは「第1号被保険者」、扶養を受ける専業主婦(主夫)などは「第3号被保険者」に分類されます。

保険料額の違い

国民年金の保険料額

国民年金の保険料は、令和7年度の場合、1カ月あたり17,510円と定められています。前納を選ぶと多少の割引がありますが、保険料そのものは所得額に左右されず、一律の金額で設定されています。

厚生年金の保険料額

一方、厚生年金の保険料は給与額に応じて変動します令和7年度では32の等級(標準報酬月額)が設けられており、等級ごとに保険料が定められています。

たとえば、月額の給与305,000円の場合、標準報酬月額30万円(19等級)となり、厚生年金保険料の総額は1カ月で54,900円です。このうち事業主と従業員が折半する仕組みのため、従業員負担分は1カ月あたり27,450円になります。

さらに、厚生年金保険料は賞与にも適用されます。賞与に対する保険料は、標準賞与額(税引き前の賞与から1,000円未満を切り捨てた額)の18.300%で計算されます。ただし、1回の支給(同じ月の複数回支給は合算)につき上限は150万円とされています。

保険料を負担する人の違い

国民年金の保険料負担者

国民年金の保険料は、加入している本人が全額を負担します。

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厚生年金の保険料負担者

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