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8月は猛暑が続き、日差しも強いため、年間で最も暑い月とされます。この時期には、多彩なイベントや旬の食べ物が楽しめますが、8月と言えば、皆さんは何を思い浮かべるでしょうか?
この記事では、8月に開催される主なイベントや行事、そして旬の食べ物や、見頃を迎える花について詳しく紹介します。
8月のイベント・行事
原爆ドーム
三伏(6月下旬~8月初旬)
道の日(みちのひ)は、国土交通省が制定した記念日で、毎年8月10日に行われます。この日は、道路利用者が交通ルールを守り、道路を安全に使う意識を高めることを目的としています。道路や鉄道などのインフラに感謝し、これらが日本の社会や生活の利便性の向上にどれだけ貢献しているかを再認識する機会です。また、道の日は、道路の保守や安全対策の重要性を啓発し、持続可能な社会インフラの発展に対する意識を高める日としても位置づけられています。
山の日(8月11日)
山の日(やまのひ)は、日本の国民の祝日で、毎年8月11日に設定されています。この日は、山に対する感謝の意を表し、山からの恩恵を認識し、山の自然環境の保全を目指すために創設されました。
日本各地に広がる豊かな山々は、自然や文化の象徴であり、山の日はこれらの山々についての理解と敬意を深めるための機会とされています。2016年に制定されて以来、多くの日本人がこの日を活用してハイキングや清掃活動など、山への関わりを深める活動を行っています。
原爆の日(8月6日)
原爆の日(げんばくのひ)、または広島平和記念日は毎年8月6日に行われます。この日は1945年に広島市に投下された原子爆弾を悼む日として設けられています。
広島では平和記念式典が開催され、核兵器廃絶と恒久平和を全世界に訴えかけることが行われます。また、犠牲となった人々を追悼するために1分間の黙祷が捧げられます。
原爆の日は核兵器の恐ろしさや人道への影響を世界に伝え、同じ悲劇を二度と繰り返さないという強い決意を示すための重要な日とされています。
お盆(8月13日~8月16日)
お盆は、日本の伝統的な行事で、一般的には毎年8月13日から16日までの期間に行われます。この時期には、先祖の霊が一時的に現世に戻るとされ、彼らを迎え入れる「迎え盆」と送り出す「送り盆」の儀式が執り行われます。
この期間中、家族が一堂に会し、仏壇に供え物を置いたり、墓参りを行ったりして先祖を祀ります。地域によっては「盆踊り」を行うこともあり、お盆は祭りとしても楽しまれます。お盆は家族の絆を強め、先祖に対する敬意と感謝の気持ちを表す重要な時間です。
終戦記念日(8月15日)
終戦記念日は日本の年間行事で、毎年8月15日に行われます。この日は1945年に日本が第二次世界大戦で連合国に対して無条件降伏を宣言し、戦争が終結したことを記念しています。
終戦記念日には、国内各地で追悼式典が開催され、戦死者を悼み、平和を祈る儀式が行われます。この日は、戦争の惨禍を思い出し、平和の重要性を再認識するとともに、再び戦争をしないという決意を確認する重要な日です。
五山の送り火(8月16日)
五山の送り火(ござんこおくりび)は、京都市で毎年8月16日に開催される伝統的な行事です。この火祭りは、お盆に帰ってきた先祖の霊を送り出す目的で行われます。
大文字山、船岡山、松ヶ崎山、比叡山、団子山の五つの山には、それぞれ大文字、舟形、妙法、鳥居、鼓といった特別な形の火が灯されます。中でも大文字山の大文字の火は、京都市の象徴的な風景として広く知られています。
これらの火は、先祖の霊を安全に送り出し、次の年も無事に帰って来られるよう導く役割を持ち、多くの観光客にも楽しまれています。
暑気払い(6月下旬~8月上旬)
暑気払い(しょきばらい)は、日本の伝統的な風習で、夏の暑さを乗り切るために健康を保ち、リラックスする目的で行われる行事です。
この行事は通常、梅雨明けから夏の本格的な暑さが到来する前、または夏の最中に実施されます。職場や地域の集まりで行うことが多く、ビールや焼肉、冷たい麺類などを楽しみながら食事を共にします。
また、風鈴を吊るして風の音を楽しむなど、夏の雰囲気を味わう習慣もあります。暑気払いは、コミュニティ内の交流を深めるとともに、夏の暑さを共に乗り越えるための貴重な機会となっています。
地蔵盆(8月23日~8月24日)
地蔵盆(じぞうぼん)は、日本の伝統的な行事で、毎年8月のお盆期間に特に行われます。8月23日から24日まで行われます。地蔵盆は、子供たちの守護仏である地蔵菩薩を祀り、功徳を讃える行事です。
この期間中には、地蔵菩薩の像に新しい衣服を着せ、飾り付けた供物を捧げます。さらに、子供たちは地蔵盆での神輿担ぎ、踊り、祭りの歌を通じて地域社会の活動に積極的に参加します。地蔵盆は、子供たちの健やかな成長を願い、地域の絆を深める重要な行事とされています。
残暑見舞い(8月23日上旬~8月31日)
残暑見舞い(ざんしょみまい)は、夏の終わりに日本で行われる、人々がお互いの健康や安否を気にかける伝統的な風習です。この時期は、お盆を過ぎ、初秋にかけての間に、地域や習慣に応じて異なりますが、通常は8月の下旬から9月の初旬に送ることが多いです。この手紙やカードを通じて、暑い夏を乗り越えた友人、知人、ビジネス関係者への健康を願うとともに、自身の近況を伝えることが一般的であり、感謝を示す意味合いも含まれています。
夏の甲子園(8月上旬〜8月下旬)
夏の甲子園(なつのこうしえん)は、正式には「全国高等学校野球選手権大会」として知られ、日本全国の高校野球チームが栄誉を賭けて激しい戦いを展開する大会です。この大会は兵庫県の阪神甲子園球場で開催され、8月の上旬から下旬にかけて行われます。
全国から47都道府県の代表校が集い、厳しいトーナメントを勝ち抜くことで優勝校が決定します。夏の風物詩として多くの人々に親しまれており、選手たちの情熱的なプレーが観客に大きな感動を与えるイベントです。
土用の丑の日(年によって異なる)
土用の丑の日(どようのうしのひ)は、日本の夏の土用期間中の干支で丑の日があたる日を指します。この日にはウナギを食べる伝統があり、これは夏バテ防止や体力回復を促進するためです。
ウナギは栄養が豊富で、特にビタミンAやEが多く含まれており、夏の疲労回復に役立ちます。この習慣は江戸時代に始まり、現在でも広く続けられています。土用の丑の日の日付は年によって異なりますが、通常は7月の下旬から8月の初旬にかけて設定されます。
8月の風物詩は?
海水浴
8月と聞くと、多くの人が「お盆」や「夏休み」を思い浮かべることでしょう。この月はまた、「海水浴」、「花火大会」、「夏祭り」といった、夏特有のレジャーやイベントが豊富に行われる時期でもあります。8月を象徴するものをイラストや挨拶で表現したい場合は、これらの活動を取り入れるのが効果的です。
お盆
8月のイベント・行事/お盆を参照。
花火大会
海水浴
8月は日本全国で海水浴が楽しまれる季節です。この時期、多くのビーチが「海開き」を迎え、家族や友人と過ごす理想的なレジャーの場となります。特に、海の日のある7月から活動が始まり、8月にはピークを迎えます。各地の海水浴場では、砂浜でのリラックスや水泳を楽しむ人々で賑わい、夏の風物詩として親しまれています。
夏祭り
夏祭りは、日本の夏の象徴的なイベントで、全国各地で7月から8月にかけて盛大に開催されます。これらの祭りでは、神輿の担ぎ手や夜店、花火大会などが特徴的で、地域コミュニティの絆を深める場となっています。夏祭りは、古くから農耕の祭りとして始まり、夏の豊作や神々への感謝を表す文化的な背景があります。
スイカ割り
8月のスイカ割りは、目隠しをして棒でスイカを叩き割る日本の夏の遊びです。この時期、特に甘く美味しいスイカを使い、暑い季節の楽しいエンターテイメントとして親しまれています。全国各地で行われるこの遊びは、家族や友人が集まるイベントであり、夏の思い出作りに欠かせない風物詩とされています。
8月に旬を迎える食べ物は?
とうもろこし
8月は毎日の高温で、食欲不振や身体のだるさを感じることがあります。これは「夏バテ」と考えられる状態です。夏バテを避けるには、定期的な水分補給や良質な睡眠が必要です。さらに、栄養豊富な食事を心がけることが大切です。
8月が旬の食べ物を以下に紹介します。
8月に旬を迎える野菜
8月に旬を迎える野菜には、以下のようなものがあります。
・とうもろこし
・きゅうり
・トマト
・ゴーヤ
・ナス
・パプリカ
8月に旬を迎える果物
8月に旬を迎える果物には、以下のようなものがあります。
・桃
・メロン
・いちじく
・ブルーベリー
・ラズベリー
・プルーン
・マンゴー
・パッションフルーツ
・バナナ
8月に旬を迎える魚
8月に旬を迎える魚には、以下のようなものがあります。
・カツオ
・イカ
・アワビ
・カンパチ
・ヒラマサ
・スズキ
・キス
・マナガツオ
・マゴチ
・イナダ
・うなぎ
8月の行事食は?
8月の行事食には、以下のようなものがあります。
・山菜を使ったメニュー(山の日)
・山盛りメニュー(山の日)
・山ごはん(山の日)
・精進料理(お盆)
・天ぷら(お盆)
・うなぎ(土用の丑の日)
・屋台メニュー(夏まつり、花火大会)
8月に見頃な花は?
アサガオ
8月は、一年で最も暑い時期であり、夏祭りや花火大会など、夏の風物詩が楽しめる月です。また、立秋を迎えることから暦の上では秋の始まりとされますが、実際には夏の盛りと感じられます。この時期、夏に強い様々な花が美しく咲き誇るのも特徴です。
8月に見頃な花には、以下のようなものがあります。
・アサガオ
・ヒマワリ
・ダリア
・ハイビスカス
・ノウゼンカズラ
まとめ
8月に開催される主なイベントや行事、風物詩、旬の食べ物や、見頃を迎える花について紹介いたしました。
8月は日本でさまざまな行事や風物詩が楽しまれます。特にお盆期間中には全国で盆踊りが行われ、家族や友人との再会が多くなります。また、この月には終戦記念日があり、平和を願う灯篭流しも多くの場所で実施されます。
レジャー活動としては、海水浴やキャンプが人気で、より豪華なアウトドア体験を求める人々にはグランピングがおすすめです。旬の食べ物としては、スイカやそうめんが挙げられ、これらは夏の味覚を代表するものです。花としては、ヒマワリが特に8月の強い日差しに映え、見頃を迎えます。