11月に行われるイベントや行事は？話のネタになる風物詩、食べ物、花について徹底解説！！

七五三

11月は寒さが増し、和名で「霜月」とも称されます。この月は、日が短くなり冬至に向かって進んでいきます。また、文化の日（11月3日）や勤労感謝の日（11月23日）などの祝日が含まれるため、イベントや行事が多く行われるシーズンでもあります。七五三やボジョレーヌーボーの解禁日など、特別な日もこの月に設けられています。

この記事では、11月に開催される主なイベントや行事、風物詩、そして旬の食べ物や、見頃を迎える花について詳しく解説します。

11月のイベント・行事

酉の内

11月に行われる行事やイベントについて紹介いたします。

赤い羽根共同募金（9月1日～3月31日）

赤い羽根共同募金（あかいはねきょうどうぼきん）は、1947年に設立された日本の慈善活動で、地域社会の様々な課題に取り組んでいます。

この募金活動は、毎年秋に「赤い羽根キャンペーン」として行われ、社会福祉の推進、子どもの教育支援、高齢者や障害者の支援、災害時の救援活動など、幅広い分野での支援を目指しています。活動期間は10月1日から翌年3月31日までの6か月間で、全国的に展開されます。

文化の日（11月3日）

文化の日（ぶんかのひ）は、日本の国民の祝日で、毎年11月3日に祝われています。この日の主な目的は、文化への愛情を深め、自由と平和を重んじるとともに、文化の進歩と発展を促進することです。

この祝日は、もともと明治天皇の誕生日である「明治節」でしたが、1948年に現在の「文化の日」として新たに制定されました。この日には、天皇による文化勲章の授与式が行われ、文化や学問、芸術の分野で顕著な成果を挙げた人々が表彰されます。

また、文化の日には、全国で様々な文化イベントや芸術的な催しが開催され、文化的な楽しみや教養の普及が促されることが特徴です。

立冬（11月7日ころ）

立冬（りっとう）は、24節気の一つで、毎年11月7日頃を指し、冬の始まりを告げる日です。この日は、太陽の黄経が225度に達する日とされ、気温の低下と共に冬の訪れを実感する時期となります。

自然界も冬模様に変わり始め、日本ではこの時期に冬支度を整える伝統があります。冬用の衣類や食材の準備が行われるほか、体を温める料理が好まれ、「立冬のカキ」や「立冬の鍋」など温かい食事を摂ることが推奨されています。

七五三（11月15日）

七五三（しちごさん）は、3歳と5歳の男の子、3歳と7歳の女の子の成長と幸福を祈る日本の伝統的な行事です。

この祭りは主に11月15日に神社で行われ、平安時代に貴族の子供の成長を祝う行事として始まりました。現在は全国的に広まり、家族で神社を訪れる風習があります。

子供たちは晴れ着を着て、神前で健康と幸福を祈ります。また、祈祷の後には「千歳飴」をもらい、これは長寿と健康を象徴するものです。この行事は、家族の絆を深める重要な機会として、多くの家庭で大切にされています。

神嘗祭（11月23日）

新嘗祭（にいなめさい）は、日本の伝統的な神事で、毎年11月23日に勤労感謝の日としても祝われる国民の祝日です。この祭りでは、その年の新たな稲の収穫に感謝し、収穫した最初のものを神々に捧げることが目的です。

この神事は天皇が主導し、新米や新酒など新しい収穫物を神々に捧げながら、国の平安や豊作を祈ります。長い歴史を持つ新嘗祭は、皇居で行われる厳かな式典として知られています。

また、この日は「勤労感謝の日」としても位置づけられ、日本全国の人々が一年間の労働を振り返り感謝する日でもあります。家族や地域社会が集まり、互いに感謝の気持ちを分かち合う機会となっています。

勤労感謝の日（11月23日）

勤労感謝の日（きんろうかんしゃのひ）は、日本の国民の祝日であり、毎年11月23日に祝われています。この日は、労働の価値を称え、生産活動を祝い、国民が互いの労働成果に感謝することを目的として設定されています。

この祝日は、元々「新嘗祭」として知られていた日で、1948年に勤労感謝の日として新たに制定されました。日本の経済発展を支えた労働者たちの貢献と献身を讃え、感謝を示すための日として定着しています。

また、この日には家庭や学校で労働の重要性を学び、地域や家族間で労働の成果と感謝を分かち合うイベントが行われることも一般的です。

酉の市（11月の酉の日）

酉の市（とりのいち）は、日本の伝統的な年末市で、特に東京の浅草寺や多摩地域の神社で有名です。この市は、商売繁盛や家庭の安泰を願って熊手などの縁起物を購入する行事です。

この市の起源は、酉年の酉の日に遡りますが、現在では11月の酉の日を中心に、数回にわたって開催されることが一般的です。

特に浅草の酉の市では、さまざまなサイズの熊手や他の縁起物、食べ物が販売され、多くの来場者で賑わいます。商売をする人々は、その年の商売の成果に応じて新しい熊手を選ぶ習慣があります。

この市は、年末に向けて縁起を担ぐ重要なイベントとして、多くの人々に親しまれています。

11月の風物詩は？

京都清水寺の紅葉

11月に思い浮かべると、多くの方が「紅葉」を連想します。この月は特大のイベントは少ないですが、「七五三」や「勤労感謝の日」など、代表的な行事があります。イラストや時候の挨拶で11月の雰囲気を表現したい場合、これらのテーマを取り入れると良いでしょう。

11月の風物詩について以下に紹介いたします。

紅葉

紅葉（こうよう）は、日本の秋を象徴する風景の一つで、11月に最も美しい季節を迎えます。この期間中、メープルやイチョウなどの木々が、赤、オレンジ、黄色に鮮やかに変わります。特に京都の嵐山、日光、日本アルプスなどが有名な観賞スポットとして知られています。

東京でも、新宿御苑や明治神宮外苑のイチョウ並木が訪れる人々を魅了し、多くの公園や庭園が紅葉で色づく様子は見る者を楽しませます。これらの場所では、秋の進行と共に様々な色の葉が観光客を引き付けます。

七五三

11月のイベント・行事／七五三（11月15日）を参照。

勤労感謝の日

11月のイベント・行事／勤労感謝の日（11月23日）を参照。

焼き芋

焼き芋（やきいも）は、日本で秋から冬にかけて特に人気のある食べ物です。さつまいもの甘さと栄養の豊富さから自然の恵みを感じることができます。この時期に家族や友人と温かい焼き芋を囲んで過ごすと、心温まる時間を過ごすことができます。

柿

柿（かき）は、秋に最も美味しくなる代表的な果物です。特に11月は、日本で柿の風味が最も良い時期とされています。栄養豊富な柿はそのまま生で食べられるほか、渋みを取るために干し柿としても加工されます。干し柿は、柿本来の甘さを強調し、保存性を高める伝統的な方法です。このようにして、柿はその甘さと栄養を長く楽しむことができます。

ボジョレーヌーボーの解禁日

毎年11月の第3木曜日はボジョレーヌーボーの解禁日です。この日、フランス・ブルゴーニュ地方のボジョレー地区で収穫されたその年のぶどうから作られたワインが、店頭やレストランで販売開始されます。

ボジョレーヌーボーはそのフレッシュな味わいと若さが特徴で、多くのワイン愛好家に楽しまれています。たとえば、2024年の解禁日は11月21日の木曜日に設定されています。

11月に旬を迎える食べ物は？

白菜

11月は様々な食べ物が旬を迎える時期です。この月には特にししゃもが脂をのせており、子持ちであることが多く、最も美味しい時期です。また、白菜もこの時期に甘みと柔らかさが増し、料理に適しています。気温が下がるにつれて、体を温める鍋料理やビタミンCが豊富な野菜や果物を摂ることで、寒さ対策や風邪予防にも効果的です。

11月に旬を迎える食べ物を紹介いたします。