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3月は、春の訪れを感じさせる季節です。
この時期には、桃の節句やホワイトデーなどのイベントが行われ、地域によっては桜が開花することもあります。
この記事では、3月に行われる行事やイベント、風物詩、旬を迎える食材や植物についてご紹介いたします。
3月の行事・イベント
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3月の行事・イベントについて以下に紹介いたします。
ひな祭り・桃の節句(3月3日)
3月3日は桃の節句、通称ひな祭りです。
この日は、女の子の健康と成長を祈り、雛人形を飾る風習があります。また、ひなあられやちらし寿司を楽しむことでお祝いを行います。 元々、桃の節句は「上巳の節句」として知られ、中国から伝来した五節句の一つです。日本においては、徐々に現在のひな祭りという形式に進化してきました。
国際女性デー(3月8日)
毎年3月8日は、国際女性デー(こくさいじょせいでー)として知られています。
この日は、女性の社会参画を讃え、ジェンダー平等や女性の権利向上のための活動が世界中で展開されます。起源は1908年3月8日、ニューヨークでの女性労働者による参政権要求デモで、1975年に国連がこの日を公式に認定しました。 日本を含む多くの国々では、「ミモザの日」とも呼ばれ、特に最近では男性が女性にミモザの花を贈る文化が広がっています。
ホワイトデー(3月14日)
ホワイトデーは、2月14日のバレンタインデーに受けた好意を返す日として、1970年代に日本で始まりました。
バレンタインデーにチョコレートを贈る習慣に対し、ホワイトデーでは、マシュマロやキャンディーをお返しとして贈るのが一般的です。
卒業式(3月中旬)
3月の初旬から中旬にかけて、各種学校で卒業式(そつぎょうしき)がピークを迎えます。
小学校、中学校、高校だけでなく、大学や幼稚園でも式典が行われるため、袴やスーツを着た卒業生の姿をよく目にすることになるでしょう。
これらの日々は、過去の学びや友人との出会いを振り返る特別な時であり、多くの若者にとって青春の貴重な一ページとなるでしょう。
春分の日(3月20日・21日)
3月には、春分の日(しゅんぶんのひ)が設けられています。
春分の日は、冬至と夏至の中間にあたり、昼と夜の時間がほぼ等しくなる特徴があります。 春分の日は、自然を讃えると共に生きとし生けるものを愛する日として、国民の祝日とされています。
春分の日はその年によって日付が異なることがありますが、通常は、3月20日または21日に設定されます。 たとえば、2025年では、3月20日(木)が春分の日となっています。
春のお彼岸(3月下旬)
春の甲子園(3月下旬)
春の選抜高校野球大会、通称「春の甲子園」は、日本高校野球の主要な大会の一つとされています。この大会は、毎年春に兵庫県の阪神甲子園球場で行われ、全国各地から選出された32校が競います。選出基準には、前年の地方大会の成績や学校運営の評価が含まれます。
春の甲子園は、多くの高校生にとって野球の最高峰での競技の場であり、スポーツファンや一般観客にも熱い戦いを楽しむ機会を提供します。この大会は全国的にテレビ中継され、広い視聴者層に愛されています。
3月の風物詩は?
3月は、日本で春の訪れを告げる行事が盛んに行われます。この季節には、多くの学校で卒業式が執り行われ、新たな始まりをお祝いします。また、春分の日を核として春のお彼岸が祝われ、墓参りやおはぎ作りを通じて先祖を敬う風習が見られます。さらに、桜が開花する時期には全国各地でお花見が楽しまれ、春の美しい風景が広がります。
3月の風物詩について以下に紹介いたします。
ひな人形
ひな人形は、子どもたちの健康と将来の幸福を願って親によって飾られます。古くから続く「流し雛」の風習は、一部の地域で今も残り、使用された素材は紙や草木など自然のものです。これらの素材で作られた人形は、時が経つにつれて「立ち雛」と呼ばれる立体的な形状へと進化してきました。
菱餅
菱餅の菱形は、健康と長寿を願う意味を持っています。この形状は、宮中で正月に供される「菱はなびら餅」に倣っているとされ、また菱の実にまつわる伝説から来ているとも言われています。この伝説によると、菱の実を食べた仙人が千年生きたとされ、それにちなんで菱の形を模しています。どの説も、人々が健康で長く生きられるよう願いを込めている点では共通しています。
春一番
お花見
お花見は、日本の春の風物詩であり、桜の花を楽しむ行事です。桜は日本の美しさと儚さを象徴しており、その美しさは古くから評価されています。この習慣は宮中の文化から始まり、次第に武士や庶民の間にも広がっていきました。現在、お花見は全国の公園、学校、寺院などで広く行われており、多くの人々に親しまれています。
山菜採り
3月は、雪解けと共に山菜が顔を出す季節です。この時期、セリやフキノトウなどの食用山菜が豊富に採れ、季節感あふれる食材が食卓を彩ります。山菜採りは特にこの月に活発で、初心者にはガイド付きのツアーがおすすめです。経験豊かなガイドと一緒なら、安心して山菜採りを楽しむことができます。
3月に旬を迎える食べ物は?
サヨリ
3月は、春の野菜や山菜が豊富な時期です。 この月には、デザートなどに不可欠ないちごが最も美味しい季節を迎えますし、甘くてジューシーな新玉ねぎも楽しむことができます。 また、3月にはその他にも旬の食材が多くあります。
3月に旬を迎える食べ物
3月に旬を迎える食べ物には、以下のようなものがあります。
・サヨリ(魚)
・アサリ(貝)
・新玉ねぎ(野菜)
・春キャベツ(野菜)
・ふきのとう(山菜)
・はっさく(果物)
・いちご(果物)
3月に見頃を迎える花は?
河津桜
3月は、桜の花が咲く待望の季節です。 桜は、日本の春を象徴する花とされ、新年度が始まる3月から4月にかけての開花は、新しい出会いや別れを象徴するものとして多くの人に親しまれています。 また、菜の花もこの時期の魅力の一つで、花束としても美しいですが、花が咲く前におひたしとして食べると、春の訪れを感じさせる一品となります。
3月に見頃を迎える花
3月に見頃を迎える花には、以下のようなものがあります。
・桜
・菜の花
・すみれ
・カタクリ
まとめ
3月に行われる行事やイベント、風物詩、旬を迎える食材や植物についてご紹介いたしました。
3月は、伝統的な行事や季節の移り変わりを楽しむ風物詩が多く存在します。
この時期は、卒業式が各学校で執り行われ、新たな始まりのシーズンとして多くの人々に祝われます。また、春分の日を中心にした春のお彼岸で先祖を偲び、おはぎを作る風習があります。さらに、桜の開花に合わせたお花見が全国的に盛んになり、公園や川沿いで花を愛でる光景が広がります。これらの行事は、日本の文化や季節の美しさを象徴し、人々に親しまれています。