9月に行われるイベントや行事は?話のネタになる風物詩、食べ物、花について徹底解説!!

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十五夜

9月は様々なイベントが予定されており、人によって連想するものが異なります。子どもたちにとっては、夏休みが終わり学校が再開する月です。

通常、この時期には暑さも和らぎ、秋の気配が漂い始めることが多いですが、最近の数年間は猛暑が続く傾向にあり、9月でも30度を超える日が見られます。

また、この月は台風の影響を受けやすい時期で、強風や大雨による自然災害に注意が必要です。秋雨前線が活発になることもあり、局地的な大雨や水害のリスクも高まります。

この記事では、9月に開催される主なイベントや行事、風物詩、そして旬の食べ物や、見頃を迎える花について詳しく紹介します。

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9月のイベント・行事

お彼岸のおはぎ

 

防災の日(9月1日)

日本では、毎年9月1日を「防災の日」と定めています。この日は1923年に発生した関東大震災を記憶し、その教訓から災害への備えと防災意識の向上を目的としています。関東大震災は日本史上最悪の災害の一つで、多くの命と財産が失われました。2019年には9月1日を「防災の日」とすることが閣議決定され、この日を通じて防災訓練や情報の普及が行われています。この取り組みは、個人や地域の防災意識を高めることを目指しています。

 

二百十日(9月1日頃)

二百十日(にひゃくとうか)は、立春から数えて210日目に当たる日で、一般的には9月1日ごろになります。この日は、季節の変わり目に位置し、特に台風が多く発生する時期として知られています。古くから天候が荒れやすいとされ、台風に対する警戒を促す重要な節目とされています。この日を意識することで、適切な防災準備を行うための目安ともされています。

重陽の節句(9月9日)

重陽の節句(ちょうようのせっく)は、日本の伝統的な節句の一つで、毎年10月9日に祝われることが多いです。この節句は、元々中国の重陽節から伝わり、日本で独自の風習として受け入れられました。重陽の節句では、菊の花を飾ることによって病気や災厄を避けるという信仰があります。この日には、家や庭に菊を飾り、その美しさを楽しみながら健康や長寿を願う習慣があります。

二百二十日(9月10日頃)

二百二十日(にひゃくはつか)は、立春から数えて220日目にあたり、通常は9月11日ごろとされています。この日は、雑節の一つであり、農家にとっては三大厄日の一つと見なされてきました。特に台風の被害に警戒が必要な時期であり、古くから二百十日と共に台風の多い時期とされています。過去には、これらの日に風を鎮める祭りを行い、収穫が無事に終わることを祈っていました。

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敬老の日(9月第3月曜日)

敬老の日は、日本の国民の祝日で、高齢者を尊敬し、長寿を祝う日です。この祝日は1966年に制定され、当初は毎年9月15日に設定されていました。しかし、2003年の祝日法の改正により、敬老の日は9月の第3月曜日に変更され、これによって長い連休が生まれることもあります。この変更は、国民の休日と重なることがあるため、より多くの人々が休日を楽しむ機会を得ています。

 

十五夜(9月中旬)

十五夜(じゅうごや)、または中秋の名月(ちゅうしゅうのめいげつ)として知られるこの行事は、日本の伝統的なお祭りで、毎年9月か10月の15日の夜に祝われます。この日は、旧暦の8月15日に当たり、秋の長い夜を楽しむため、また豊作や家族の幸福を願う目的で行われます。この期間には、通常、美しい満月が見られることが特徴で、多くの人々がその美しさを愛でます。

 

孔子祭(9月中旬)

孔子祭(こうしさい)は、儒学の創始者である孔子の誕生を祝う行事です。この祭りは毎年9月中旬に長崎県の孔子廟で開催されます。古代中国では、孔子や彼の高弟たちに対して牛や羊のいけにえを捧げる儀式から始まりましたが、現代ではお酒や生鯉、野菜などを供えて孔子の教えとその学問を称えています。

 

十六夜(9月中旬)

十六夜(いざよい)とは、新月から16日目の夜をさす日本の伝統的な月見行事です。中でも秋の十六夜は特に重要視され、中秋の名月とも呼ばれています。この日は月の美しさを讃えると同時に、豊かな収穫を祝う文化が根付いています。日本では古くから自然を重んじ、四季の変わり目や月の満ち欠けに敏感であり、十六夜もその重要な一部です。この夜には、月見団子を供え月を愛でる風習が残っています。また、和歌や俳句の題材としても、古代から多くの作品に影響を与えてきました。

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お月見どろぼう(9月23日頃)

お月見どろぼうは、中秋の名月(十五夜)に特有の日本各地の子供向けイベントの一つです。この日だけ、お月見のお供え物を「盗む」ことが許される風習です。元々はお供え物を盗みやすいように縁側に置く習慣もありました。現在では、「お月見くださ~い」や「お月見どろぼうで~す」と言いながら、地域の家々を回ってお菓子をもらう伝統が残っている所も多いです。

 

秋分の日(9月中旬)

秋分の日(しゅうぶんのひ)は、日本の国民の祝日で、太陽が黄道上で赤道を横切る秋分点に当たる日です。この日は、通常9月22日か9月23日に設定されています。秋分の日と春分の日は、太陽の位置に基づき定められる祝日で、昼と夜の長さが等しくなる「昼夜均等」の日とされています。

この日は、秋の訪れを感じさせる重要な日であり、自然の循環と季節の変化への感謝を示す機会でもあります。また、亡くなった先祖や故人に思いを馳せ、供養を行う文化があります。

秋のお彼岸(9月下旬)

秋のお彼岸(あきのおひがん)は、日本の仏教行事の一つで、故人を供養し、お墓参りをする期間を指します。この期間は春と秋に各1週間ずつ設けられ、秋のお彼岸は通常9月中旬から下旬にかけて行われます。具体的には、旧暦の9月13日から9月17日までの5日間ですが、地域や寺院によって日程が異なることがあります。

この時期には、家族や親族が集まり先祖の墓を訪れ、墓前でお経を唱えるなどして故人を偲びます。お供え物としては、お線香や花、水、食べ物を墓前や仏壇に供えることが一般的です。この行事は、仏教の教えに基づいて、故人に対する思いやりと敬意を示す意味が込められています。

シルバーウィーク(9月中旬~9月下旬)

シルバーウィークは、日本の9月に見られる連続した休日の期間を指す言葉です。この休みは、敬老の日(9月第3月曜日)と秋分の日(9月22日または23日)が近接しているために発生します。これにより、長い休暇が形成されることがあります。

この期間は、特に高齢者やシニア世代にとって、旅行や観光の良い機会とされていますが、学生や労働者もこの連休を利用して旅行したり、故郷に帰省することが一般的です。シルバーウィークは、多くの人々にとって休息やレクリエーションの時間となることから、その魅力が高まっています。

社日(9月下旬)

社日(しゃにち)は、古代日本から続く神社の重要な祭日です。この日は、神社の創建、遷座(せんざ)などの重要な節目に設定されます。神社の祭神やその起源に関連し、神社の歴史や信仰に密接に結びついています。神体が新たな場所へ移される際や神社が建立される際などの記念日として社日が定められ、様々な祭りや儀式が行われます。

社日は神社ごとに異なり、全国で一律の日付が存在するわけではありません。それぞれの神社が祭神の伝説や歴史的背景に基づいて特定の日を社日と定めており、神祭日として祝われることもあります。

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9月の風物詩は?

運動会

9月と言えば、「中秋の名月」と「秋の味覚」が特徴的です。多くの方がお月見を思い浮かべるこの季節には、栗や梨、さんまなどが代表的な食材として挙げられます。9月の雰囲気をイラストや挨拶文で表現したい場合は、これらのテーマを取り入れると良いでしょう。

9月の風物詩を以下に紹介いたします。

 

お月見

お月見は、日本の伝統行事で、特に9月の満月の夜に行われます。これは「中秋の名月」とも呼ばれ、秋の収穫を祝い、月の美しさを楽しむ風習です。家族や友人が集まり、特に月見団子やすすきを供えながら、満月を眺めることが一般的です。この行事は日本の秋の風物詩として、古くから親しまれています。

 

台風

9月は、日本で台風が最も発生しやすい月の一つです。この月には、台風の平均発生数が5.0個と年間で二番目に多く、特に接近および上陸の頻度も高くなります。台風は通常、強力な風と豪雨をもたらし、交通機関や商業活動に甚大な影響を与えることがあります。そのため、台風シーズン中は事前の準備と情報収集が非常に重要とされています​。

 

秋の味覚

9月には、多彩な秋の味覚が旬を迎えます。特に、サンマやカツオなどの魚類はこの時期に脂がのって美味しい状態になります。また、野菜ではかぼちゃや里芋、果物では梨や巨峰が旬を迎え、日本の食卓を豊かに彩ります。これらの食材は、その味わいだけでなく栄養価も高く、秋の食事を楽しむのに最適です​。

お彼岸

9月のイベント・行事/秋のお彼岸(9月下旬)を参照

 

運動会

9月の運動会は、日本の学校で一般的な行事で、学生の健康増進と協調性向上を目的としています。特に9月に行われることが多い運動会では、熱中症のリスクを考慮しつつ、様々なスポーツ競技が行われます。家族が見守る中、学生たちはリレーや玉入れなどの競技に参加し、地域社会の一体感を育む大切な機会となっています。

 

敬老の日

9月のイベント・行事/敬老の日(9月第3月曜日)を参照。

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9月に旬を迎える食べ物は?

サンマ

9月は、まだ暑さが残る季節ですが、同時に多くの食材が旬を迎える時期でもあります。この月には、シイタケ、カボチャ、サンマ、鮭といった旬の野菜や魚が美味しいですね。果物も梨、巨峰、栗が旬を迎え、特に美味しくなります。これらの食材を活用して、栄養豊富な料理を楽しんで、残暑を元気に乗り切りましょう。

 

9月に旬を迎える野菜

9月に旬を迎える野菜には、以下のようなものがあります。

・かぼちゃ
・里芋
・しいたけ
・にんじん
・じゃがいも
・玉ねぎ
・ぶなしめじ
・まいたけ
・ごぼう
・さつまいも

 

9月に旬を迎える果物

9月に旬を迎える果物には、以下のようなものがあります。

・柿
・洋梨
・リンゴ
・ブドウ

 

9月に旬を迎える魚

9月に旬を迎える魚には、以下のようなものがあります。

・サンマ
・アマダイ
・カレイ
・マイワシ
・ゴマサバ
・カンパチ
・クエ
・タチウオ
・カツオ

 

9月の行事食は?

9月の行事食には、以下のようなものがあります。

防災の日の行事食

・防災食
・缶詰やレトルトを使ったレシピ

 

重陽の節句の行事食

・菊酒や菊を使った料理
・栗ご飯
・秋なす

 

敬老の日の行事食

・赤飯
・海老
・天ぷら
・秋の和菓子

 

秋分の日の行事食

・おはぎ
・秋が旬の食材(サンマ、里芋、サツマイモ)

 

秋のお彼岸の行事食

・精進料理
・彼岸そば
・うどん
・おはぎやぼたもち
・彼岸団子
・いなり寿司

 

お月見・十五夜の行事食

・月見団子
・月見うどん
・里芋料理
・炊きこみご飯

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9月に見頃な花は?

コスモス

9月になると、コスモスやキンモクセイなど、多くの方が想像する花があります。この時期の花は、夏の明るさと華やかさを保ちつつ、徐々に秋の深みへと変わっていく落ち着いた雰囲気を持っています。9月の残暑を感じながらも、これらの花々が季節の移り変わりを色鮮やかに教えてくれます。

9月に見頃を迎える花には、以下のようなものがあります。

・コスモス
・キンモクセイ
・アネモネ
・キキョウ
・ニチニチソウ
・ススキ
・リンドウ
・リコリス
・キク

 

まとめ

9月に開催される主なイベントや行事、風物詩、そして旬の食べ物や、見頃を迎える花について紹介いたしました。

9月は、日本で多様な行事や風物詩が楽しめる月です。この時期には、お彼岸や敬老の日などの行事があり、家族が集まり祖先を敬い、長寿を祝います。

また、重陽の節句など伝統的な節句もこの月に行われます。食べ物では、サンマや栗、梨などが旬を迎え、これらの食材を使った季節の料理が楽しめます。

花としては、コスモスやキンモクセイが見頃を迎え、秋の深まりを感じさせる美しい景色を提供してくれます。これらの行事や自然の変化を通じて、季節の移り変わりを感じることができるのが9月の魅力です​。

 

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