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寒中見舞いは冬のご挨拶として用いられますが、自分が喪中の場合にも活用する場面があります。
不幸は予期せず訪れることも多く、喪中はがきを準備する時間が取れず、新年までに間に合わない場合もあります。
また、喪中のため年始のご挨拶を控えていても、先方から年賀状を受け取ることも少なくありません。そのような際に送るのが寒中見舞いですが、どのような文面にまとめるのが適切なのでしょうか。
この記事では、自分が喪中の場合に送る寒中見舞いの書き方と例文を紹介いたします。
自分が喪中のときに送る寒中見舞いについて
寒中見舞いは、冬の厳しい時期に相手の様子や健康を気遣うための挨拶状ですが、自分が喪中である場合にも送る場面があります。具体的には、次のようなケースが該当します。
・年末に不幸があり、喪中はがきの準備が間に合わなかった場合
・喪中の折に年賀状を受け取り、その返信として挨拶する場合
このような状況では寒中見舞いで対応することが一般的です。
以下でそれぞれのケースについて詳しくご説明します。
年末に不幸があり喪中はがきの準備が間に合わなかった場合
年末に不幸があり、喪中はがきの準備が間に合わなかった場合、例年通りに年賀状が届くこともあります。
その際は、年賀状をくださった方の中でも、お知らせしたほうがよいと判断する相手に対して、寒中見舞いとして喪中である旨をお伝えするのが適切です。
喪中の折に年賀状を受け取り、その返信として挨拶する場合
喪中はがきを送っていたにもかかわらず、相手から年賀状が届く場合があります。
これは、喪中はがきに気づかなかったり、時間がたって失念してしまったりした結果、例年通りに年賀状を出してしまうケースが考えられます。
喪中はがきは「服喪中のため新年のご挨拶は控える」という意向を伝える通知であり、年賀状を受け取ること自体に問題はありません。
そのため、このように喪中はがきを送った相手から年始の挨拶を受け取った際には、返礼として寒中見舞いでご挨拶をするのが適切です。
自分が喪中の場合に送る寒中見舞いの例文
ここでは、自分が喪中の場合に送る寒中見舞いの文例をご紹介します。
対象となるのは、年末の不幸により喪中はがきが間に合わなかった場合と、喪中の折に年賀状をいただいた際の返礼として送る場合の二つのケースです。
年末に不幸があり喪中はがきの準備が間に合わなかった場合の例文
●寒中見舞い例文１
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寒中見舞い申し上げます 年末に身内の不幸があり年始のご挨拶を控えさせていただきました 本年も変わらぬご厚誼を賜れれば幸いです |
●寒中見舞い例文２
| 寒中見舞い申し上げます
昨年末に不幸があり喪に服しておりましたため新年のご挨拶を控えました 今後ともよろしくお願い申し上げます |
●寒中見舞い例文３
| 寒中見舞い申し上げます
年末に家族を亡くし喪中につき年賀状のご挨拶は差し控えました 本年も引き続きご交誼を賜りますようお願い申し上げます |
●寒中見舞い例文４
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寒中見舞い申し上げます 年の瀬に不幸があり年始のご挨拶を控えさせていただきました 今後ともご厚情を賜れればうれしく存じます |
●寒中見舞い例文５
| 寒中見舞い申し上げます
昨年末に近親者の逝去があり喪中のため年賀のご挨拶を差し控えました 本年もよろしくお付き合いくださいますようお願い申し上げます |
喪中の折に年賀状を受け取り、その返信として挨拶する場合の寒中見舞いの例文
●寒中見舞い例文１
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寒中見舞い申し上げます ご丁寧な年賀状を頂戴しありがとうございました 本年も変わらぬお付き合いを賜れれば幸いです |
●寒中見舞い例文２
| 寒中見舞い申し上げます
年賀状を頂きながら喪中につきご挨拶を差し控えておりました 今後ともよろしくお願い申し上げます |
●寒中見舞い例文３
| 寒中見舞い申し上げます
ご丁寧な新年のご挨拶を賜りながら喪中の身につき返信が遅れましたこと失礼いたしました 本年もご厚誼のほどお願い申し上げます |
●寒中見舞い例文４
| 寒中見舞い申し上げます
年賀状を頂きながら服喪中のため年始のご挨拶を控えておりました 引き続き変わらぬお付き合いをいただければ幸いです |
●寒中見舞い例文５
| 寒中見舞い申し上げます
ご丁寧な年始のご挨拶を頂戴しましたこと御礼申し上げます 本年もよろしくお付き合いくださいますようお願い申し上げます |
まとめ
寒中見舞いにはさまざまな用途があり、自身が喪中の場合にも用いることがあります。
年賀状を控えることで、例年のように年始の便りが届かず不思議に思われる方もいるかもしれませんが、その事情を寒中見舞いでお伝えすることができます。
また、喪中はがきを送っていても年賀状が届くことがあるため、その返信として寒中見舞いを活用するのも適切です。
日常的に送る機会は少ないかもしれませんが、例文を参考に自分の言葉へ置き換えてしたためるとよいでしょう。
