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引越しを準備する際、電気やガス、水道の手続きが気になるものです。引越し当日にこれらの設備をスムーズに使用したいですよね。
どのように準備すればよいのか、お困りではありませんか?
現在の住まいとこれから住む住まいで、どのような手続きが必要か、引越しの際の電気、ガス、水道の手続きについて徹底解説いたします。
引越しの電気で当日に必要な使用開始手続きについて
引越しをすると、当日から必要となるのが電気ですね。夜に電気がないと、真っ暗で何もできなくなってしまいます。そうならないために、どのような手続きが必要なのでしょうか?
電気の使用開始(新居)
電気を使用開始するには、最寄りの電力会社へ電話するだけで大丈夫です。立ち会いの必要もありません。部屋のブレーカーを上げると、基本的には電気が使えるようになります。
【電力会社に電話で伝える内容】
電力会社に伝える内容は、以下の3つです。
・契約者名:電気使用者の氏名
・新居の住所:電気を供給する住所
・電気の使用開日:電気供給を開始する日
また重要なのは、電気料金の支払い方法です。
毎回の支払いは手間がかかるため、口座振替を設定すると便利です。インターネットで申し込む方法や、備え付けの「電気使用申込書」に記入して郵送する方法があります。
この申込書は、玄関のドアポストやブレーカーの周りに置かれていることが多いです。
見つからない場合は、電力会社に連絡して請求することができます。
電気の使用停止(旧居)
引越しをする際は、現在住んでいる部屋の電気を停止するためにも電力会社に連絡が必要です。
連絡を怠ると、引越し後も旧居の電気料金が請求されてしまいます。引越しを決めたらすぐに連絡するのが無難です。
連絡のタイミングに特別な決まりはありません。また、料金の支払い方法が口座振替の場合は自動的に引き落とされますが、払込書で支払う場合は新居に請求書が送られるように手配することが大切です。
【電力会社に電話で伝える内容】
・契約者名:電気を使用していた方の氏名
・現在の住所:電気が供給されていた場所
・新居の住所:新たに電気を使用する住所
・使用停止日:電気を停止する日(退去日)
引越し当日には作業が残っていることも多いので、電気を停止するタイミングは慎重に選ぶべきです。
引越しのガスで当日に必要な使用開始手続きについて
次は、ガスの開栓と閉栓の手続きに関してです。もし新居でガス給湯器を使用する場合、引越し作業後にお湯が出ないと不便ですよね。また、旧居のガスを閉栓する方法についても説明します。
ガスの使用開始(新居)
電気はブレーカーを上げるだけで使い始められますが、ガスは違います。
ガスの開栓には必ず立ち会いが求められます。
新居でガス給湯器を利用する場合、引越し当日にお湯が使えないと困るかもしれません。そのため、引越しを決めたら早めに連絡し、開栓の日時を予約しておくことが大切です。
特に2月〜3月の引越し繁忙期は、手続きが込み合うため、早めの対応が推奨されます。
【ガス会社に電話で伝える内容】
・契約者名:ガス使用者の氏名
・住所:ガスを供給する住所
・使用開始日:ガスを使用開始する日
※立ち会いの日時の予約
引越しを控えている契約者が仕事などで忙しいことが考えられるため、立ち会い日の調整が難しい場合があります。
もし契約者自身が立ち会うことができるなら、荷物の搬入時間に合わせると効率的です。
ガス器具を使用する際は、設置と点火の確認が必要なため、ガスの開栓は荷物の搬入が終わる頃にガス会社に依頼するとよいでしょう。
また、当日慌てないように、ガス器具をすぐに取り出せるように準備しておくことが重要です。
立ち会いが完了すればガスを使用できるようになりますので、次は料金の支払い方法を決めることになります。支払いは専用の申込書で口座振替にしておくと便利です。
ガスの使用停止(旧居)
ガスの使用停止については、特に期限が設けられていないものの、立ち会いが必要になる場合が多いと考えておくと安心です。
引越しが決定したら、できるだけ早くガス会社に連絡を取ることが大切です。
引越し当日には、ガス会社の担当者がメーターの検証を行い、ガスの閉栓及び使用料金の精算を実施します。
料金の支払い方法については、口座振替の場合は自動的に処理されますが、払込書を使用する場合は、新居に請求書が送られるように事前に手配しておくことが推奨されます。
【ガス会社に電話で伝える内容】
・契約者名:ガス使用者の氏名
・住所:ガスが供給されていた場所
・新居の住所:新たにガスを使用する住所
・使用停止日:ガスを停止する日(退去日)
引越しの水道で当日に必要な使用開始手続きについて
次に水道の手続きに関して説明します。水道に関しても、引越しが決まったらできるだけ早く水道局に連絡をすることが重要です。
水道の使用開始(新居)
水道は、手洗いやシャワーなど引越し当日から必要となります。多くの場合、自分で開栓すればすぐに使用可能ですし、一部の物件では開栓手続きなしで蛇口をひねるだけで使用できることもあります。
しかし、水道局への使用申し込みは事前に行っておくことをお勧めします。申し込み後は「水道使用開始申込書」に必要事項を記入し、郵送で送ります。
この際、料金の支払い方法も選択して申し込むことができます。
【水道局に電話で伝える内容】
・契約者名:水道使用者の氏名
・住所:水道を供給する住所
・使用開始日:水道を使用開始する
水道の使用停止(旧居)
水道の使用停止について特定の期限は設けられていませんが、引越しが決まったらすぐに水道局に連絡することが望ましいです。
引越し当日には自分で水道の閉栓を行い、退去します。
その後、水道局の担当者がメーター読み取りのために訪れ、料金の精算を行います。
支払い方法が口座振替の場合は自動的に引き落とされますが、払込書を利用する場合は、新居に請求書が送られるように事前に手配しておくと良いでしょう。
【水道局に電話で伝える内容】
・契約者名:水道を使用していた方の氏名
・住所:水道が供給されていた場所
・新居の住所:新たに水道を使用する住所
・使用停止日:水道を停止する日(退去日)
まとめ
引越し準備では荷物に注意が集中しがちですが、気がつけばすぐに引越し当日になってしまうものです。
電気、ガス、水道の開栓や閉栓の手続きは、引越しが決まり次第、速やかに連絡を入れることが大切です。
また、使用開始に関する書類は、近年インターネットを通じて手続きが可能なケースが増えています。
引越し先が決まる前にこれらの情報を調べておくと良いでしょう。