恵方巻の由来と歴史。誰が流行らせたか、食べ方のルールを徹底解説!!

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写真はイメージです

節分の時期になると、スーパーやコンビニの店頭で必ず見かけるようになった恵方巻。今ではすっかりおなじみの風習となりましたが、実はその歴史は意外と新しいのです。では、いつ頃から節分に恵方巻きを食べる習慣が広まったのでしょうか?

この記事では、恵方巻の起源や流行のきっかけについて、詳しく解説していきます。

恵方巻とは?

恵方巻について

恵方巻とは、節分の日に食べる巻き寿司の一種で、その年の「恵方」と呼ばれる吉方位を向き、願いごとを思い浮かべながら黙って食べるのが習わしです。

中に入れる具材は七福神にちなんで7種類とされ、それぞれに縁起の意味があります。たとえば、かんぴょうは「長寿」を、伊達巻は「金運」を象徴しており、一つひとつの具材に幸福への願いが込められています。

恵方につて

恵方とは、その年に幸福や金運をもたらすとされる「歳徳神(としとくじん)」が宿る方向を指します。毎年その方角は変わり、「恵方を向いて行動すると、物事が順調に進む」と伝えられています。

昔の人々は、恵方巻を食べるときだけでなく、初詣や新しいことを始める際にも、この恵方を意識して方角を選んでいたといわれています。

恵方巻を食べる時のルール

恵方巻を食べるときは、その年の恵方をしっかりと向き途中でよそ見をしないのが基本の作法です。神様に願いごとをしながら、無言で食べ進めましょう。

また、途中で止めずに一本を食べきることも大切とされています。これは、話をしたり食べるのを中断したりすると、せっかくの福が逃げてしまうといわれているためです。

ご利益をいただくためにも、こうした作法を意識しながら恵方巻を味わってみてください。

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節分に恵方巻を食べる由来・ルーツについて

節分に恵方巻を食べる習慣は、いったいいつ頃から始まったのでしょうか。実のところ、その起源や発祥には諸説あり、どれが正確なものかは明確には分かっていません。

そこで今回は、恵方巻の由来や誕生の背景について、広く知られている代表的な説をいくつかご紹介します。

戦国時代から江戸時代にかけての出来事が由来とされる説

恵方巻の起源には諸説あり、さまざまな業界から異なる見解が伝えられています。なかでも古い時代にまつわる説として有名なのが、「戦国時代の武将が節分の日に巻き寿司を丸ごと食べて出陣し、戦に勝利した」というものです。

また、江戸時代中期ごろには「節分の頃に漬物を巻いた寿司を切らずに食べ、縁起を担いだ」という説もあります。いずれもスーパーの販促資料や伝聞がもとになっており、実際のところ真偽ははっきりしていません。

花街の遊びからはじまったとする説

恵方巻の起源として広く知られている説の一つに、「花街での遊びが発祥である」というものがあります。明確な年代は不明ですが、当時の大阪・船場(せんば)では、芸者たちが巻き寿司を使った遊びを楽しんでいたと伝えられています。

この風習が次第に庶民の間にも広まり、やがて節分の行事として定着していったのではないか、という説です。

江戸時代後期~明治時代に「幸運を願って食べた」とする説

恵方巻の起源については、「江戸時代後期から明治時代初期にかけて誕生した」とする説もあります。この時代、大阪では商売繁盛や無病息災、家内安全などを願って巻き寿司を食べる風習が広まったといわれています。

さらに、この習慣を広めたのは大阪の商業組合が行った商品宣伝がきっかけだったとも伝えられています。広告には「恵方を向いて黙って丸かぶりすれば幸運が訪れる」と記されており、現在の恵方巻のスタイルに通じる内容となっています。

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恵方巻は誰が流行らせたのか?

恵方巻の起源にさまざまな説があるように、「誰が恵方巻を広め、流行させたのか」についてもいくつかの見方があります。どの説が正確かは定かではありませんが、ここでは代表的な二つの説を取り上げてご紹介します。

 

寿司、海苔業界が普及させた説

先に触れたように、現在の恵方巻のイメージを形づくったのは「商業組合が発行した宣伝広告」であるという説が有力です。

1930年代には寿司屋の組合が、そして1970年代には海苔や厚焼きの業界団体が、恵方巻の由来を紹介するチラシを制作していたとされています。そこに記された「昔から伝わる風習」という説明が、次第に人々の間で定着し、現在の恵方巻の姿へとつながっていったと考えられています。

セブンイレブンが流行りを作った説

もう一つの有力な説として、「セブンイレブンが恵方巻ブームを生み出した」というものがあります。1989年、広島県内の一部店舗で節分に合わせて太巻きを販売したのが始まりといわれています。

このとき初めて「恵方巻」という名称を用いて販売を開始し、次第にその名が広まっていきました。1998年には全国での販売がスタートし、その後はコンビニだけでなく、スーパーや百貨店などにも広がり、現在のように節分の定番として定着していったのです。

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恵方巻と太巻き、巻き寿司の違い

恵方巻太巻きはいずれも巻き寿司の一種です。恵方巻は、前述のとおり「節分の日に食べる巻き寿司」やその風習自体を指す言葉であり、太巻きは「複数の具材を巻き込んだ太めの巻き寿司」を意味します。

つまり、巻き寿司が「具材を海苔で巻いた寿司の総称」であり、その中に「太巻き」や「恵方巻」といった種類が含まれるということです。言い換えれば、恵方巻や太巻きは巻き寿司の一形態、もしくは別名といえるでしょう。

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まとめ

恵方巻とはどのようなものなのか節分に恵方巻を食べる由来・ルーツ恵方巻は誰が流行らせたのか?に、恵方巻と太巻き、巻き寿司の違いについて解説いたしました。

恵方巻の由来にはさまざまな説があり、どれが正しいかは明確ではありません。とはいえ、長い年月を経て今日まで受け継がれてきた伝統であることに変わりはありません。節分の日には恵方巻を用意して、古くから続く風習を楽しみながら、家族や友人と一年の幸運を願ってみてくださいね。

 

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