鯉のぼり
「こどもの日」が近づくと、鯉のぼりを飾る家庭も増えるのではないでしょうか。しかし、鯉のぼりをいつ飾り始め、いつ片付けるべきかを迷うことがあるかもしれません。
この記事では、鯉のぼりを飾る時期、しまう時期、飾る場所、何歳まで飾るかについて徹底解説いたします。あなたの一般常識として脳にインプットされれば幸いです。
鯉のぼりはいつまでに飾ればよいのか?
鯉のぼりを飾る具体的な期限は特に定められていませんが、多くの家庭では3月末から4月上旬にかけて飾ることが一般的です。この時期は天候が不安定になることもあるため、特定の日にこだわらず、天気の良い日を選んで飾ると良いでしょう。
鯉のぼりはいつまでに片づければよいのか?
鯉のぼりを片付ける日にちも、飾る日と同様に特に定められていません。一部の人は端午の節句の翌日に片付けることもあります。
端午の節句が過ぎると梅雨入りするため、雨による濡れやカビの心配があります。そのため、梅雨が本格化する前に晴れた日を選んで片付けることが望ましいです。湿気を避け、鯉のぼりを長持ちさせるためにも、晴れ間を狙っての片付けが推奨されます。
また、片付けには手間がかかるため、家族が揃う休日に協力して行うと良いでしょう。
鯉のぼりを飾る場所は?
春が訪れ、こどもの日が近づくと、空を泳ぐ鯉のぼりを見る機会が増えます。鯉のぼりは江戸時代からの伝統ある飾り物で、中国の故事「鯉が滝登り龍となる」にちなんで、子供の成功を願う象徴として使用されてきました。
一般的には庭に飾られるイメージが強いですが、現在では住環境やライフスタイルの変化に応じて様々なタイプの鯉のぼりがあります。鯉のぼりを飾る場所や方法に迷っている方は、こちらで紹介する様々な飾り方の特徴を参考に、どのように飾るかをシミュレーションしてみてはいかがでしょうか。
鯉のぼりを庭に飾る
お庭があるお家では、さまざまな飾り方がおすすめです。地面に杭を打ち込んで設置する本格的なタイプや、スタンドを設置するだけで簡単に飾れるタイプなど、選択肢は多岐にわたります。
鯉のぼりをベランダに飾る
次に、マンションやアパートにお住まいの方、または広いスペースがない方に向けた飾り方をおすすめします。ベランダで飾る場合、数メートルの鯉のぼりが適しています。ベランダの柵に取り付けるタイプや、組立てが不要なワンタッチタイプがあります。飾る前には、マンションやアパートの規約を確認することが大切です。意外と多いのが、購入後に規約で飾ることができないサイズだったというケースです。
鯉のぼりをお部屋に飾る
最後に、お庭やベランダに飾るのが難しい方、またはもっと手軽に飾りたい方におすすめの方法があります。それは室内用の鯉のぼりです。天気に左右されずにいつでも鯉のぼりを楽しむことができるため、お部屋でのディスプレイが今非常に注目されています。
鯉のぼりは何歳まで飾るのか?
男の子の初節句は、生まれて初めて迎える端午の節句であり、この時期から鯉のぼりを掲げる家庭が多いです。初節句に鯉のぼりを飾る際には、子どもの将来の成功を願う気持ちが一層強まります。
一方で、鯉のぼりをいつまで掲げるかに関しては意見が分かれるところです。七五三の年齢、過去の元服だった15歳、あるいは成人式などの節目を適切な時期とする意見が多いです。また、「子どもが喜ぶうちに」という家庭や、「子どもが恥ずかしいと感じるまで」と考える家庭もあります。
まとめ
この記事では、鯉のぼりを飾る時期、しまう時期、飾る場所、何歳まで飾るかについて徹底解説いたしました。
鯉のぼりは5月の風物詩とされていますが、近年では外に掲げる家庭が少なくなっています。周囲への配慮も必要ですが、子どもの成長を願う意味でも、鯉のぼりを飾ることは親にとって喜びであります。
本記事で紹介したポイントを活かし、工夫を凝らして鯉のぼりを飾ることをお勧めします。