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新居に引越しを済ませたら、最初にすべきことは、ご近所への挨拶ですね。
家族や夫婦で新しい地域に住む場合、周りの方々との良好な関係が必要になるため、はじめにしっかり挨拶を済ませておくことが望ましいです。
しかし、引越しの挨拶をする適切な時期や時間帯、また相手が不在の場合の対処法は、どうすればよいのでしょうか?
これらの疑問に答えるため、引越し挨拶のマナーについて調査いましたので、徹底解説いたします。
引越しの挨拶はいつすればよいのか?
引越しの挨拶は、今後のトラブルや苦情を防ぐ意味でも重要ですので、しっかり行うことが望ましいですね。
この引越しの挨拶には、以下の2つの種類が存在します。
・旧居での挨拶
・新居での挨拶
旧居での挨拶は、いつする?
旧居とは、これまで生活していた住まいのことです。
引越し日が近づくと準備に追われ、非常に忙しくなります。
引越し当日は自身も多忙であり、新居への移動など時間的制約も多く、挨拶をする余裕がないことが多いです。
そのため、挨拶は遅くとも引越し前日までに済ませておくことをお勧めします。
また、挨拶をする際に相手が在宅であるとは限らないため、引越しが決まったら早めに行うようにしましょう。
新居での挨拶は、いつする?
次に、引越し先の新居の近隣住民への挨拶についてです。一般的には、引越し作業が終わり落ち着いた後に、挨拶回りを行う方が多いと思います。
引越し後に挨拶を行うと、引越し当日に突然大型トラックが停まり、荷物の搬入が始まることで、近所の方々を驚かせてしまう可能性があります。
また、マンションの入り口やエレベーターが荷物の搬入のため一時的に利用できなくなり、他の住人の方々に通行の不便をおかけすることも考えられます。
そのため、新居への挨拶は遅くとも引越しの前日までに終えるとよいでしょう。
引越し当日には部屋の清掃や荷解き作業、さらに現場での荷物搬入指示に専念できるため、作業を効率的に進めることが可能です。
さらに、事前に近所の方々に挨拶をして、引越し日や当日の作業予定時間をお知らせしておくことで、双方が安心して過ごすことができます。
引越しの挨拶の時間は朝と夜、何時までにする!
引越しの挨拶をする時間帯については、特に新居の場合に気をつけたいものです。
旧居では、これまでの経験から近隣の方々がどの時間帯に在宅しているか把握していることもあるでしょう。
一方、新居では第一印象が非常に重要ですので、失礼のないよう適切な時間帯に挨拶を行うことが望まれます。
そのため、新居での挨拶は明るい日中、具体的には、午前10時から午後6時の間に訪問するのが良いでしょう。
午前10時から午後6時頃がよい理由は?
朝は平日の場合、多くの家庭が出勤や通学で忙しいため、午前8時頃までは家が慌ただしいことが予想されます。
そのため、朝食後の片付けや家事を考慮すると、午前中の訪問は10時過ぎからが適切でしょう。
午後については、買い物などで外出している家庭もあるため、必ずしも在宅とは限りませんが、夕食の準備が始まる遅い時間を避けるためにも、午後のご挨拶は、午後6時までに訪問を終えるのが良いでしょう。
引越しの挨拶に夜伺うのは、OK、NG?
引越しの挨拶は、夜に行うことはできるだけ避けたほうがよいでしょう。
初対面で暗い時間に訪問するのは、安全上好ましくありません。
また、家庭によっては、ご主人が未帰宅で奥様だけが在宅している場合、ドアを開けるのをためらう気持ちも理解できます。
周囲が薄暗く、インターホンの映像も明瞭でないため、訪問者の顔がはっきりと認識できないこともあり、良い印象を与えにくいです。
夜間の訪問は極力控えることをお勧めします。
引越しの挨拶に行って不在だった場合の対応は?
引越しの挨拶に行って不在だった場合、どのように対応すればよいでしょうか。
新しい地域では、近隣の住民がどのような人々で、どんな生活をしているかは初めはわからないものです。そのため、訪問した際に不在であることもあり得ます。
このような場合の対応方法として、次のような二段階のアプローチが考えられます。
まずは、別の時間帯に訪問を試みることです。たとえば、時間を少し変えて再訪すると、会う確率が高まります。
・午前10時→午前中だけ在宅
・正午→お昼だけ帰宅
・午後3時→午後は在宅
・午後6時→夕方帰宅
最初に顔を合わせて挨拶を交わしておくだけで、その後の交流がスムーズになる場合が多いですね。
何度か訪れてみるのが良いでしょう。
もし引越し前に複数回訪問できない場合は、引越し後に改めて挨拶に伺うのも適切です。
もしどうしても会えない場合は?
時間を変更しても、日にちをずらしても留守であることがあります。
そうした場合は、粗品と共に手紙を添えて、ドアノブに掛けておくと良いでしょう。
手紙には、必要最小限の内容を記載しておきます。
【手紙の例文】
ここから〜
○月○日に○○(番地または部屋番号)へ引越してきました○○と申します。
何度かお会いするために訪問しましたが、お留守でしたので、この度は書面でのご挨拶とさせていただきます。
引越しに際しては何かと騒がしくしてしまい、申し訳ありませんでした。
これからご近所としてどうぞよろしくお願いいたします。
〜ここまで
粗品をお受け取りいただいた後に、ご連絡をいただけることも考えられますので、詳しいお話はその時に改めて行うと良いでしょう。その際には、再度しっかりとご挨拶をすることが望ましいです。
まとめ
家族やご夫婦で引越しをされる際は、近隣への挨拶を予め行うことが大切です。
引越し当日は荷物の移動で忙しく、手土産を持っての挨拶回りが難しいこともありますので、時間を作って事前に済ませることをお勧めします。
挨拶は日中の明るい時間帯に行うのが最適です。特に冬の時期は日が落ちるのが早いので、その点も考慮が必要です。