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冷蔵庫が突然故障してしまうと、保存していた食材が無駄になったり、希望に合う機種をすぐに購入できなかったりと、さまざまなトラブルにつながりやすくなります。
そのため、可能であれば寿命を意識し、故障する前に買い替えを検討したいところです。
この記事では、一般的に冷蔵庫の寿命とされる年数や、寿命が近づいていることを示すサインについて解説し、適切な買い替え時期を判断するポイントをご紹介します。
あわせて、寿命と勘違いしやすい症状や、冷蔵庫の処分方法についても詳しく解説していきます。
1.冷蔵庫の平均寿命は何年?
使用状況や設置環境によって前後しますが、冷蔵庫の耐用年数は、おおむね8~12年が目安とされています。中には15年以上問題なく使用している方もいるため、明確な年数を一概に示すことはできません。ただし、買い替えを検討する際の一般的な判断ポイントは、大きく分けて2つあります。
1.1 メーカーの冷蔵庫の部品保有期間で判断する
メーカーの部品保有期間は、冷蔵庫の寿命を見極めるうえで重要な判断材料の一つです。一般的に、冷蔵庫の部品保有期間は9年とされています。そのため、使用開始から9年以上経過して故障が発生した場合、部品の在庫がなく、修理を受けられない可能性があります。なお、この期間は製品の「購入年」ではなく「生産終了年」を基準に算出されます。たとえば2022年に購入した冷蔵庫でも、生産終了が2020年であれば、2029年には部品供給が終了してしまう点に注意が必要です。
1-2.国が定める冷蔵庫の耐用年数で判断する
国税庁が定める冷蔵庫の耐用年数は6年です。
たとえ部品が残っており修理可能な冷蔵庫であっても、使用から6年以上が経過して故障が発生した場合は、他の部品にも不具合が生じる恐れがあります。修理を重ねるうちに費用がかさみ、結果的に新品へ買い替えたほうが負担が少なかったというケースも少なくありません。そのため、耐用年数を超えて使用している場合は、修理だけでなく買い替えを検討する一つの目安といえるでしょう。
2.冷蔵庫の寿命が近い4つのサイン
冷蔵庫の寿命が近い4つのサインを以下に説明いたします。
2.1 冷蔵庫・冷凍庫の冷えが悪い
2.2 製氷機で氷ができない
氷が作れない状態が続く場合は、冷蔵庫全体の冷却性能が低下している可能性があります。冷蔵室に問題が見られなくても、製氷機や冷凍庫といった凍結機能の部分が、先に不具合を起こすケースは少なくありません。
2.3 長時間の駆動音や異音
2.4 水漏れしている
冷蔵庫には内部で水分を受け止める構造がありますが、使用年数が長くなると、その水が漏れ出すことがあります。庫内に水たまりができている場合は、冷気の吹き出し口周辺の汚れが原因となっていることもあり、清掃によって改善するケースもあります。一方で、床まで水が流れ出ている場合は、故障の可能性が高いため、修理を検討する必要があります。
3.冷蔵庫の寿命と勘違いしやすい現象
冷蔵庫の寿命が近いと感じた場合でも、実際には使用方法に原因があるケースも少なくありません。原因となる点を見直せば、故障ではなく短時間で改善されることもあります。そのため、不具合を疑ったときは、すぐに買い替えや修理を判断する前に、次のような状態が起きていないか確認してみましょう。
3.1 冷蔵庫の側面が熱い
冷蔵庫の側面に触れた際、熱を感じることはありませんか。冷蔵庫は内部の熱を外へ逃がすことで冷却を行っているため、側面が温かくなるのは通常の状態です。万が一故障が起きた場合には、安全のため運転が自動的に停止する仕組みになっています。ただし、熱さが気になるときは、扉の開閉回数を控えたり、食材を詰め込みすぎないよう注意したりすることで、冷気の流出を防ぐことができます。また、室内の窓を開けて換気を行うのも、放熱を助ける有効な対策です。
3.2 冷蔵庫の送風口を塞いで冷えない
冷気の吹き出し口をふさいでしまうと、庫内全体に冷たい空気が循環せず、十分に冷えなくなることがあります。食材を収納する際は、庫内の容量の約半分を目安にし、多くても7割程度に抑えるのが適切です。
3.3 パッキンの劣化
3.4 温度設定が弱になっている
4.冷蔵庫を長く使うための4つのポイント
冷蔵庫は日頃の使い方を少し見直すだけで、寿命を延ばすことができ、あわせて電気代の節約にもつながります。ここでは、日常生活の中で無理なく実践できる、冷蔵庫を長く使うための4つのポイントをご紹介します。
4.1 冷蔵庫の周りに隙間を作り、直射日光を避ける。
4.2 ドアの開閉を短く、少なくする
冷蔵庫の扉を開けると、庫内の冷たい空気が外へ流れ出てしまいます。その結果、庫内温度が上がり、設定温度に戻すためにコンプレッサーが作動します。この動作が頻繁になるほど、本体への負担は大きくなります。食材を取り出す際は、事前に必要なものを把握し、扉を開けている時間をできるだけ短くすることが大切です。あわせて、飲み物の出し入れなどによる開閉回数を減らす工夫も心がけましょう。
4.3 食品を詰め込みすぎない
冷蔵庫の中に食品を詰め込みすぎると、冷気が循環するための通り道が遮られてしまいます。とくに冷気の吹き出し口周辺を塞いでしまうと、庫内に温度差が生じやすくなり、冷蔵庫は十分に冷えていないと判断して余分に運転しようとします。食品同士が密集しないよう適度な空間を確保し、庫内を見渡しやすくしておくことで、本体への負担を抑え、電気代の節約にもつながります。収納量は全体の5〜7割程度を目安にするとよいでしょう。
4.4 熱いものは冷ましてから入れる
5.冷蔵庫を修理するか?買い替えるか?の判断基準
5.1 使用年数が8年以内なら修理を検討する
冷蔵庫に不調を感じた場合でも、使用年数が8年以内であれば、修理を選択肢として検討できる可能性があります。この程度の年数であれば、メーカーに修理用部品が残っているケースが多いと考えられます。ただし、修理内容によっては費用が想定以上に高くなることもあります。まずはメーカーや修理業者に見積もりを依頼し、修理費用を確認したうえで、今後の対応を判断するとよいでしょう。
5.2 8年以上使用したなら買い替えを検討する
使用している冷蔵庫が8年以上経過している場合は、買い替えを検討するのがおすすめです。部品の保有期間はおおむね9年とされており、この期間を過ぎると修理に必要な部品がなく、対応できない可能性があります。仮に修理が可能であっても、費用が高額になるケースは少なくありません。加えて、最新モデルの冷蔵庫は省エネ性能が大きく向上しているため、買い替えることで年間の電気代を大幅に抑えられる点も大きなメリットです。
6.冷蔵庫の買い替え時と選び方の3つポイント
冷蔵庫の寿命とされる年数、寿命が近づいていることを示すサイン、適切な買い替え時期を判断するポイントをについてご紹介いたしました。
冷蔵庫の使用期間の目安はおよそ8~12年とされており、耐用年数は6年といわれています。
そのため、6年以上使用している場合は、修理だけでなく買い替えも選択肢として考えておくと安心です。
冷蔵庫は突然故障することも多く、その際に慌ててしまい、希望に合う機種がすぐに手に入らないケースも少なくありません。寿命が近いと感じるサインが見られたら、早めに買い替えを検討しておきましょう。
ただし、実際には故障ではなく、寿命と勘違いしやすい症状の場合もありますので、判断する前にパッキンの状態なども確認することが大切です。



